ヨキミセサカエルとは

古くから流通業に従事されていた方には懐かしい言葉と感じられると思いますが、若い人たちには、意味不明な呪文のような言葉に思われるかもしれません。  
かつて、小売業にとってレジスターは、高級乗用車が買えるくらいとても高価な機械でしたが、 高価な機械をより効果的に活用するため、レジスターには8つのボタンが設置され、それぞれのボタンによって商品分類が管理できるようになったことは画期的なことでした。

そのボタンに、縁起を担いだ語呂あわせですが、 『ヨ』、『キ』、『ミ』、『セ』、『サ』、『カ』、『エ』、『ル』(良き店栄える) と8つのカタカナを割り当て、店舗の商品管理体系に応じて、それぞれの商品を各ボタンに紐付け、売上登録時に該当のボタンを選択することにより商品管理をおこなったのが、部門管理の始まりだと言われています。 近年では情報システムの発達により、レジスターはPOSに置き換わり、売場ではJANコードをスキャンするだけで売価や部門が容易に判別できてしまうため、店舗の販売員は、商品の属性をあまり意識することもなく、簡単に売場管理ができる仕組みになってしまいました。  

私たちは、今一度、売場を構成する商品管理の原点に立ち戻り、改めて店舗での商品管理の在り方や売場の商品構成を見直していくところから小売業を元気にしていきたい、と考えて社名とすることにいたしました。